逗子の別荘邸園を散策し、脇村義太郎を知るツアーに参加してきました。-その1

逗子の別荘地を散策して、ガイドしていただくツアーに参加しました。

第12回湘南邸園文化祭2017に協力しているツアーです。主催はNPO法人逗子の文化をつなぎ広め深める会です。
逗子市役所前に集合して、出発。
三浦胤義(たねよし)遺孤碑、六代御前の墓に立ち寄り、旧藤瀬・脇村邸へ向かいました。


六代御前の墓への階段。

旧藤瀬・脇村邸

昭和9年に藤瀬秀子さんの逗子別荘として建築されました。秀子さんは、三井物産常務取締役だった藤瀬政次郎氏の奥様。ご主人が亡くなった後、晩年をここで過ごされました。戦後に経済学者の脇村義太郎氏が居宅として購入。畳敷きの和室と板貼りの洋室がある、和洋折衷式数寄屋造の木造家屋です。

藤瀬脇村邸外観
藤瀬脇村邸洋室
洋室の暖炉が渋くて素敵。
眺望江ノ島と富士山
二階の和室から江ノ島とうっすらと富士山が見えます。
藤瀬脇村邸二階
海の眺望を楽しむ二階の和室。現在は建物で見えませんが
旧藤瀬・脇村邸お庭
お庭。洋室から出られます。ティーパーティーに良さそう。
蘆花公園平面図
蘆花記念公園の敷地の中にあります。

脇村氏の死後、国に物納されました。売却されて住宅地になることを心配した逗子市民が保存活用運動を起こし、逗子市が国の資金も使って2007年に取得しました。現在は市民ボランティアの方々が毎週金曜日に雨戸を開けて風通しや清掃、庭木の手入れを行なっています。
この建物の活用を市民団体の方々は希望されていましたが、所有者である逗子市の許可を出してくれなかったそうです。今年、初めてこの1日だけ一般公開となりました。

市民による利活用の可能性

ツアーの最後に主催者と参加者でディスカッションの時間が持たれました。主催者からどう活用していったら良いかという問いかけがありました。市は、耐震性や建物の老朽化を理由に人が多く入る行事を許可してくれないのだそうです。市の心配もわかるのですが、せっかく税金で取得したのですから、活用しないともったいない。維持管理にお金がかかるのですから、その費用の一部になるような収入の得られる活用方法があったらいいなと思います。広い公園内にあるのですから、この敷地も使って。
主催者の方の夢は、来年の庭園文化祭でサロンコンサートを開くこと。市の方「できませんよ。」の一言。いいじゃないですか。なんでダメなんでしょう。20人くらいの参加者であればできそうなのに。

今日のミチガエル

古い建物が好きな私。旧藤瀬・脇村邸を残してくださって、見学させて頂いて感謝です。普通だったら財界人のお宅なんて入れないんですもの。
ただ保存するのではなく、活用する事で残していくのが大事だと思いました。

投稿者プロフィール

カエラ
カエラ
飯塚裕美(蛙号 カエラ)
カエルグッズ大好きのカエラー。
黄緑色にすぐ反応します。
緑つながりで、植物、庭園散歩も好きです。
さらに緑つながりでお茶も好き。


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