日比谷公園内の一角に「つつじ山」のエリアがあります。ここには、江戸園芸で栽培されていた品種を見ることができます。あまり日比谷公園でツツジのイメージがなかったので「ツツジ山」の位置を確認することからスタートしました。
開園当時は賑わったつつじ山
江戸伝統園芸ツツジは、江戸時代中期頃に流行しました。江戸時代後期には、栽培の中心は、新宿大久保でした。新宿大久保には、つつじ園があり、江戸時代から明治初頭までツツジの名所となっていました。このつつじ園が鉄道敷設のため閉園となりました。そのつつじ園にあった江戸後期のツツジの園芸品種を買い上げて日比谷公園に植栽されました。
日比谷公園の開園当時は、見事な大久保のツツジが見られるということで「つつじ山」は、人気を博した名所となりました。
その後、関東大震災、第二次世界大戦と厳しい時代を経て、再生の取り組みもあり「つつじ山」では、今でも伝統的な園芸品種が見られます
江戸伝統園芸ツツジ
つつじ山で観察したツツジ達です。樹名板に伝統園芸品種とあるもの撮影してきました
江戸キリシマ系
江戸園芸ツツジの始まりは、霧島つつじから始まりました
‘日の出霧島’
野生種 オオヤマツツジ
オオヤマツツジ系
‘小紫’ こむらさき
‘紫ざい’
キシツツジ系
‘若鷺’ わかさぎ
リュウキュウツツジ系
‘琉球絞’ りゅうきゅうしぼり
‘紫琉球’ むらさきりゅうきゅう
‘薄化粧’
クルメツツジ系
‘老の目覚め’ おいのめざめ
訪問場所
日比谷公園
日時 2023年4月18日