三原山の絶景をながめるなら 大島温泉ホテル 東京都大島町

大島温泉ホテル

春にはオオシマザクラの絶景を楽しめます。温泉は、早朝に大型船で着いた観光客でも日帰り利用できます。露天風呂から三原山ものぞめますが、山側のお部屋からの眺めが一番雄大な景色を楽しめます。

建物、施設は、昭和の国民宿舎を彷彿とさせます。リーズナブルなお値段で絶景を楽しめます。

伊豆大島 大島温泉ホテル

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宿泊プラン お部屋

テラス付き11畳和室付きプランを予約しました。客室は、山側と海側があり、三原山がのぞめるのは、山側です。ただし、予約時には、どちら側かを選べません。私は、早目に予約したので山側だったのかもしれません。

大島温泉ホテル11畳

お部屋に入ってから、すぐ目に入る窓からの三原山!

大島温泉ホテル

テラスは、屋外のバルコニーがあるわけではなく、屋内の広縁のことのようです。三原山に向けて椅子が置いてあり、ぼ-っとできます。

お部屋からの見た絶景が「もう、思い残すことない」と思えるほどの景色でした。

部屋のお風呂と洗面台のお湯は、温泉です。蛇口周りに温泉成分がこびりつてい取れないようです。

大島温泉ホテル洗面所
蛇口の温泉成分

源泉掛け流しの温泉

やや茶色がかった透明なお湯です。大浴場が二つあって、時間帯によって男女が入れ替わります。ちょうど良い温度のお湯でした。匂いもなかったです。湯疲れしないので、何度も入ってしまいました。

お食事

夕食は、3種類から予約時に選びます。私達は、金目鯛のしゃぶしゃぶプランを選択しました。他には、大島磯鉄板焼きプランと大島特産の椿油を使った椿フォンデュプランがありました。最後のご飯が、サザエの炊き込みご飯と珍しいご飯でした。量はちょうど良く、旅館のようなたべきれてない量ではありませんでした。若い人には、ちょっとものたりないかも。お刺身とか大島郷土料理のべっこう寿司などを単品で追加できると良いのですが。予約で注文できても当日は、できません。おそらく、調理できる人が常駐していないのでしょう。予約分を作り置きか、仕出しの会社から仕入れているのかなと思います。

大島温泉ホテル 夕食

浴衣の袖を留めておくゴムを貸してくれます。これは、ありがたい。お料理に袖先が入ってしまって汚すことを防止できます。

大島温泉ホテル 夕食

夕食の食堂からは、三原山の景色が眺められます

大島温泉ホテル 食事
会場

朝食は、バイキング。まぁまぁの種類はあります。こちらも仕出し屋さんのお料理を温め直しているのかなぁという感じ。

大島温泉ホテル 朝食

ドリンクの部屋への持ち出しは禁止です。最近のビジネスホテルでも、コーヒー一杯くらいは、お部屋へテイクアウトできるのに慣れているのでちょっと不満。有料でもいいから、トレッキングに水筒へ入れていきたい人のために、ボトリングできる給湯器なんかがあるといいのになと思いました。

大島温泉ホテル ドリンク

屋上の三原山テラス

屋上部分に、テラスがあって三原山側も海側も見ることができます。夜には、星空観察もできるそうですが、宿泊した日は、曇っていてみることができませんでした。

三原山テラス

山側の景色

三原山テラス 山側

海側の景色

三原山テラス 海側

館内の様子

フロント

大島温泉ホテル フロント

売店

大島温泉ホテル 売店

宿泊のお部屋の廊下

大島温泉ホテル廊下

懐かしいスピーカー

学校のスピーカーってこの形だったなぁと懐かしい。

スピーカー

階段の木の手すりとか、縁の人工石なんかの感じも昭和の建物である懐かしポイント

大島温泉ホテル 階段

お部屋にあった椿の折り紙

椿 折り紙

宿泊日: 2023年4月1日,2日

日本建築が美しい 福島県 会津東山温泉 向瀧(むかいたき)

向瀧 玄関

建物が登録有形文化財に指定されているお宿です。外観の写真にひかれて予約しました。古い建物が好きなんです。

大正期から昭和の初期にかけて建築、改築されたそうです。

斜面を使った池のある中庭を囲むように建物が配置されています。

向瀧 廊下
ぴかぴかに磨かれた木の廊下

宿泊日は、中秋の名月の日。廊下には、お月見の室礼が

お月見
お月見の室礼
向瀧
斜面に建てられた客室

お部屋の凝った意匠の数々

お部屋は、ききょうの間。階段を二階分ほど登った中庭を望むお部屋です。

向瀧 桔梗の間

柱には、ききょうの彫刻がありました。これは、節袴(ふしばかま)といって、木目の節を隠すための飾りだそう。糊で貼り付けたわけではなく、埋め込んでいます。

節袴
節袴

この障子の影も素敵。障子越しの柔らかな明かりって好きなんです。

障子

障子を開けると影を作っている木と竹のかざりが

竹かざり

障子の上にも明かりとりの小さな障子が。以前住んでいた家にも同じ形式の障子がありました。懐かしい。そして美しい。

ききょうの間 障子

窓辺の手すりも凝っています。

ききょうの間 手すり

欄干には、ききょうの彫り込み

向瀧 欄干

お部屋によって部屋そのものの造りも意匠も違うらしいです。他のお部屋も見て回りたい

源泉掛け流しのお風呂が三箇所も

会津藩の武士もこの温泉に入っていたそうです。感慨深い。

きつね湯

館内の三箇所あるお風呂のうち、一番玄関に近いお風呂「きつね湯」が一番熱くて、玄関から離れるに従って温度が下がります。といっても、源泉が58度ですからね、冷ましていても44 度くらいあるそうです。熱い!

熱いお風呂に入ると思い出すのは、沸かしすぎたお風呂に入った時のこと。今のお風呂は、設定温度になると自動で止まってくれるけど、昔は時間をみて自分で止めないといけなかったから、つい忘れて沸かしすぎてしまうことがありました。

三箇所のお風呂のうち真ん中には、貸切家族風呂が3つあります。「瓢の湯」「蔦の湯」「鈴の湯」と、それぞれ名前がついています。予約不要で無料なのが嬉しい。それぞれ楽しめちゃう。

一番奥が 「さるの湯」42度〜43度で、ぬるめとあったのですが、それでも私にはちょっと熱め。一番広くてシャワー もあります。ここだけは、大きな窓があって外の樹木をながめながら入ることができます。他のお風呂には、シャワーなし。

全ての温泉は、透明なお湯で匂いもなく、さっぱりとした気持ちの良いお湯でした。

無色透明で無臭のお湯ですが、湯口には、びっしりと湯の花がついていて温泉成分はしっかり含まれているのがわかります。

売店では、地元のコーヒー牛乳があります。やっぱりお風呂後はコーヒー牛乳!

会津乳業 カフェオレ
伝票には「カフェオレ」とおしゃれな名前がついてました

お食事は会津の郷土料理

夕食、朝食とも部屋食の昔ながらの旅館スタイルです。お布団も番頭さんが敷きにきてくれます。

地の物をいただけるのは嬉しいです。旅行では、ここだけの体験をしたいのです。山の中なのに、海の魚の刺し盛りなんかでできたら何か違うと思ってしまいます。

会席料理スタイルでたくさん提供されたのですが、その中から3品ご紹介

鯉の甘煮

会津藩伝統の武家料理。甘辛いしっかりとした味付けです。量もたっぷりあって、これだけでお腹いっぱいになります。残したら持ち帰り用に包んでくれるそうです。臭みは全くありません。海のない会津では川魚が貴重なタンパク源。魚料理のなかで一番位の高い料理だったそうです。

鯉の甘煮
鯉の甘煮

ニシンの山椒漬け

北前船で運ばれてきていた北海道産の身欠きニシンを使った保存食。お酢の酸味と山椒の風味がちょうど良く美味です

ニシンの山椒漬け
ニシンの山椒漬け

こづゆ

会津の郷土料理の代表格。お麩のほか、細かく刻んだお野菜が沢山入ったお煮物です。

こづゆ
こづゆ

お月さんも見ることができました。

中秋の名月

部屋にあった説明書には、「ご希望のお客様には、館内をご案内します」とありました。しまった、早く気づいていれば案内してもらったのに。帰り際に気づいてしまった。

階段の上り下りでの移動が多い日本旅館です。足腰がしっかりしているうちに泊まらないといけません。

古い建物を維持管理していくのは、大変です。旅館として営業しつつ、この建物を守ってくださっていることに感謝します。