年2回の春と初夏しか開園していない公園です。お花が見られない時期は閉園しています。昨年はずっとコロナ感染症対策で閉園していたようです。今年の春は開園すると知って、出かけてきました。
えびね苑名前の通り、えびねがたくさん植えられています。杉林の林床にえびねや山野草があります。丘陵地の谷間の公園です。杉林の中なので空気がひんやりしています。
以前の私の自宅の庭にもえびねが植えられていました。キエビネは、強くて毎年咲いてくれていましたが、他のえびねは、だんだん減っていきました。手入れをちゃんとしなかったからだと思いますが。こちらの園では、密生している感じではなく、点々と植えられています。

園内で見たエビネ

キエビネとエビネ(ジエビネ)の自然交雑種といわれているそうです。いろんな色のエビネが出現するそう。

黄色いからキエビネですね。
園内には、高松宮邸で育てられていたキエビネが植栽されているコーナーがあります。

落ち葉の茶色と同化してしまう色の花弁を持っています。
エビネはラン科の植物です。ラン科はラン菌と共生しています。ラン菌がいないとうまく育た無いし、特にタネから芽を出すことができません。ここの園内には、ラン菌もうまく生きているんでしょう。
山野草
園内で見た山野草です。ちゃんと名札を立ててくれているので、山野草に詳しくない私はありがたいです。


ユキモチソウ、ムサシアブミの花の形が好きです。帽子をかぶっているみたい。気持ちが悪いと言う人もいるんですよねぇ。

初めて見ました。とても小さくて名札がなかったら気付きませんでした。

ジュウニヒトエといえば、青い花を思い浮かべるのですが、こちらのは白い花。
チケット売り場の前では、エビネの販売をしていました。

開花期以外は、閉園しているのは、盗掘防止のためでしょう。エビネや山野草は、愛好家がいるので盗掘して転売する人がいるのです。
園内では、案内役を兼ねているスタッフが巡回しています。盗掘防止の監視役でもあります。
小田急町田駅からバスで20分くらいかかります。小田急鶴川駅からもそのくらい。遠かった。
えびね苑の入り口には、木のゲートが。

町田えびね苑
町田薬師池公園四季彩の社南園
所在地:東京都町田市本町田3129-6
- 開苑期間:2021年4月20日(火曜日)から5月5日(水曜日)まで
- 開苑時間:8時30分から16時まで(入苑15時30分まで)
- 入園料:大人310円・中高生100円・小学生以下無料
詳しい行き方は、町田市のホームページにあります。
投稿者プロフィール

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飯塚裕美(蛙号 カエラ)
お庭めぐりスト
カエルグッズ大好きのカエラー 樹木医
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