徳川将軍15代~名前を全員覚えよう~堀口茉純さん [講演会参加レポート]

江戸が大好きほーりーさん(堀口茉純さん)の徳川将軍のお話を聞いてきました。

講演が始まるまで、ほーりーさんのYouTubeが流れてました。15人の将軍の紹介しているのと、歌で名前を覚えようという内容。

15人の将軍の趣味で個性がわかる

ほーりーさんの著書「TOKUGAWA15 徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本」は、将軍の個性に重点をおいた本です。冒頭に、徳川将軍パーソナルデータ早見表があります。幼名や在位期間、享年などが表にまとめてあります。ほーりーさんが、この表に付け加えたかったのが将軍の趣味。

家康 : 鷹狩り/漢方 秀忠 : 園芸 家光 : 女装/歌舞伎鑑賞

家綱 : 絵を描く/釣り 綱吉 :  家宣 : 能楽 家継 : 能楽  

吉宗 : 体を動かす  家重 : 将棋  家治 : 将棋/絵を描く 家斉 : チームスポーツ

家慶 : 酒 家定 : 料理 家茂 : スイーツ 慶喜 : ミシン、写真

※綱吉はメモ忘れ

将軍が好きな事は、家臣達も嗜むし、武家から町人にも広がってゆきます。将軍さまは、外出もままならないし、宿泊をともなう旅行もほとんどなかったとか。不自由そうです。趣味の時間はとれたのでしょうか?

注目されない将軍達を中心に

家康や綱吉、吉宗などよく知られている将軍ではない将軍達にまつわるお話しをしてくれました。

史料「徳川実記」に書かれていた逸話からどのような人物だったのか、ほーりーさんが解釈してくれます。

家光 女装癖があって、傅役(もりやく)の青山忠俊に怒られています。

家綱 とにかく優しい人物。遠島で島流しになった罪人の食料の心配をしています。殉死を禁止したのも、命を大切にする考えを持っていたから。「左様せい」様と言われ、政治向きに能力がなかったかのように言われているけれど、家臣達を信頼して任せる度量があったからではないか

家宣 48歳で将軍になり、元能役者の間部詮房や侍講の新井白石を登用するなど、身分や家柄にこだわらない人事を行った人。敵対する萩原重秀も使い、人事が公平でした。遺言も事細かに残し、後継者の幼い息子の事や埋葬のことまで語っていて自分の死後のことまで配慮できる人物でした。

家継 幼くして将軍に就任。天使のような心持ち。間部詮房を父のように慕っていました。エンジェル家継。

家重 お墓の発掘調査で頭蓋骨の写真も公開されています。その骨格からは目が大きくて鼻も高く、イケメンなはずなのに、残されている肖像画は、ひしゃげたような顔に描かれています。歯ぎしりが普段からひどく、言語が不明瞭でした。将棋は強かったので、知能的には問題なかったようです。

家治 田沼意次が政治を動かしていました。将軍はやるとこないです。将棋がとても好きで、本まで出しています。

家斉 在位50年。歴代将軍最長です。家臣との交流を大事にし、まじめな人物や仕事をしている人物のモチベーションを上げることをしていた将軍。リーダーの資質があった人。

家慶 侍医の桂川甫周が妹を大奥の火事で亡くし、父親も亡くして気をおとしている時に家定は優しく接してくれていた。

優しい人物のようです。

家定 アメリカ総領事のハリスが家定に会ったときの記述に、体の不随意な動きがあったとあります。体に障害を持っていたようです。しかし、言葉はしっかりしていたそうです。

感想

207人入る会場に、コロナ感染拡大防止対策で、60名の定員。募集から短期間で埋まってしまったようです。入れて良かった~。春に企画されていた講演会などが軒並み中止されていたので、無事に開催された事も良かったです。

ほーりーさんの始めての著書が「TOKUGAWA15 徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本」サインもいただきました。

徳川将軍について、まだまだお話し足りないようです。「徳川実記」や家重の頭蓋骨写真まで紹介してくれるとは、大学の講義のようでレベルが高いです。来年も同じ会場でのほーりーさんの講演会があるようなので、楽しみです。

講演後、ほーりーさんと記念撮影

講師おすすめ書籍

「TOKUGAWA15 徳川将軍15人の歴史がDEEPにわかる本」堀口茉純 草思社

「旧事諮問録–幕末諸役人の打明け話」旧東京帝国大学史談会 青蛙社

「徳川将軍家の結婚」山本博文 文藝春秋