箱根板橋駅から歩いて7分くらいの場所に近代政財界の別邸がありました。
板橋村

江戸時代には板橋村だったこの地域。東海道沿いに民家が並び、職人が多く暮らしていました。丘陵地には、お寺が多数ありました。明治になって、このお寺が立ち並ぶ閑静な環境に目を付け、大御所達の別邸が造られるようになりました。丘陵地で海の眺望も得られます。上層部の方々ばかりなので、東海道沿いの庶民達は近づけなかったそうです。
松永記念館・老欅荘(ろうきょそう)
松永記念館は、電力の鬼と称された松永安左エ門が小田原に居住してから集めた美術品を、一般の人に公開するために建てたもの。松永氏は横浜の原三溪を尊敬していました。三溪が横浜の自宅の敷地を一般に公開したのに、ならったのでしょう。

老欅荘は、松永安左エ門の晩年の住居。お茶に興味はなかったのに半ば強制的に60歳からお茶を始めます。この老欅荘でもお茶会が開かれました。

入り口付近には老欅荘の名前の通りに古いケヤキの木があります。ちょっと弱っているかな。

ケヤキの根本にある石は、黒部ダムの建設時に出た石。

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飯塚裕美(蛙号 カエラ)
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